症例報告
10代・学生サッカー選手(男性)|前十字靱帯損傷による膝痛
来院背景
10代の学生サッカー選手。試合中に相手選手が膝の上に乗る形で受傷し、前十字靱帯損傷と診断された。成長期であることから手術は見送り、保存的治療を選択。しかし「どのように競技復帰を目指せばよいのか分からない」「将来またケガをしないか不安」という悩みを抱え、+Rebodyへ来院された。
初回評価
初回は膝関節周囲に明らかな腫脹と圧痛を認め、荷重時痛も強く、歩行では破行がみられた。前方引き出しテストは陽性で、不安定感が顕著。疼痛回避のため、股関節・足関節の機能も十分に使えず、「膝を守るために動けないカラダ」になっている状態だった。
課題の整理
保存療法において重要なのは、単に痛みを抑えることではなく
- 膝に過度なストレスが集中しない動作の獲得
- 股関節・体幹を含めた全身の機能改善
- 将来の再発予防を見据えた土台づくり
であると判断した。
介入内容
腫脹・疼痛のコントロールを最優先に行いながら、関節可動域の改善、荷重に対する恐怖心の軽減を段階的に実施。
同時に、膝だけに頼らない身体の使い方を身につけるため、股関節・体幹の安定性トレーニング、足部からの支持性向上を中心に「できる動き」を一つずつ積み重ねた。
6回目の変化
6回目来院時には腫脹はほぼ消失し、日常生活動作(ADL)は良好。歩行レベルでは痛みはなく、表情や動きにも安心感がみられるようになった。
引き出しテストでは違和感が残存するものの、疼痛は大きく減少。少しずつ体重を乗せながらのトレーニングが可能となり、「できること」が確実に増えている段階である。
今後の展望
今後は競技復帰を見据え、
- 動作の質を高める機能改善
- 膝に負担をかけない走る・止まる・方向転換動作の再学習
- 成長期でも再発しにくいカラダづくり
を段階的に進めていく。
+Rebodyでは「痛みが取れたら終わり」ではなく、より動けるカラダを取り戻し、ケガを繰り返さない未来を目指してサポートしていく。
